映画「何者」


就職活動。





行く先が決まっていても、決まっていなくとも、時期が来るとみな緊張と不安を両手に、自分で決めた道しるべをもとにして、社会人への第一歩を踏み出します。





そんな彼らをたたみかけるような効果音で幕をあけます。







本音を言うと噛み合わないが、面と向かっては言う勇気はない



自分の痛いところを突かれると言い返せないが、相手より自分が優位に立っていたい



そんな心の声が終始、駄々漏れているようなシーンが幾度とありました。





特に5人で集まった時、お互い本音を避けて会話することでできあがる空気感がリアルです。





そして会話の後に残る気まずさの余韻は、積み重なるにつれて、いつか張ちきれてしまいそうな風船のように大きく膨らんでいきます。





…とまあ、こんな感想を書いていると嫌な映画に思えてくるかもしれませんが、決して批評ではなくて、





原作での会話の雰囲気が見事に映像化されていて、しかも演じているのがフレッシュな若手俳優さんたちなので、うまいこと中和されて嫌な雰囲気のシーンも見応えのあるシーンになっています。





キャラクターの違う5人の言動と衝突は、身の回りの誰かに置き換えて見ることもできます。





就活生だけでなく、社会人ももちろん楽しめる映画です。





見終わった後は、失敗してもよいから、小さい一歩でもよいから、何か行動をしたくなります。





自分が何者であるか。





なんて幼いころは何も考えずに、自分のしたいことをして生きています。



しかし、大人になるにつれて、周りに良いと思われる自分を演じるようになったり、義務感にしばられて、心から楽しめる時間が少なくなってくるように思います。





就活は、「自分がどうありたいか」を考える良いきっかけ。





内面の自分と相談しながら、外の世界へどうアウトプットしていくか。





恐れずに、自分を表現できるように。



小っぽけな何もできない自分でも、何か始めないことには何も始まりません。










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