ドトールの環境は作業効率に影響を与えているのかを調べてみた!


よくドトールで読書、学習をします。



他のカフェにも行くのですが、何故かドトールが一番学習がはかどるのです。



どうしてドトールが学習の場所に最適なのか!理由を調べてみました。



まず、思い当たる理由といえば…

・一人客が多いゆえに、静か

・濃い茶色のテーブルで落ち着く

・大きな鏡が壁にある

☆テーブルは丸型が多い

・空調が調度よい

・BGMが洋楽

・店員さんの制服に色がない(白と黒のストライプ)

☆ドトールカラーの黄色がたまに視界に入る→集中力UPの色?

・パスタなどがっつりとしたランチメニューがない

☆明るすぎない(小さいライトがたくさんある)



などなど

この中で☆をつけている項目が学習効率に関係しているのか調べてみました!




仮説①「ドトールカラーの黄色が集中力に影響しているのでは?」


黄色は集中力を高める色!という説を以前耳にしたことがあります。それは本当なのか。



調べているとこんな研究がありました。



「色照明が単純作業成績に及ぼす効果」
高橋 晋也
Takahashi Shin'ya
名古屋大学 環境学研究科
Nagoya University

赤、緑、青、黄の4種類の色照明下で、のべ160名の被験者にクレペリン型の連続加算課題を行わせ、課題成績の他、被験者自身への影響(身体的疲労感、精神的疲労感、眠気、集中力)、経過時間推定、色照明に対する印象(SD尺度評定)等を分析した。



結果

・作業の生産性・安定性・正確性のいずれの指標においても色の効果はなかった。

・緑条件において他の条件よりも精神的疲労感が低くなる傾向が示された。

・照明色を「好き」と評定した被験者ほど作業の生産性と正確性が高くなる傾向が示された。



このことから、

「作業効率に色の効果はないが、緑(植物)を視界に置き、好きな色のもとで作業をするとよい」

という結論に至りました。



うん、ドトールカラーは関係ありませんでしたね。



次に!

仮説②「ドトールの照度が調度よいのでは?」


明るすぎる部屋にいると、頭が痛くなったり、逆に暗すぎると学習しづらくなるということは、想像できますが、具体的に学習に最適な照度はどれくらいなのでしょうか?



こちらも調べてみたところ、こんな研究を見つけました!



「執務空間における好ましい輝度分布に関する研究 - 快適な VDT 作業空間の検討 -」

宮城亜矢 (九大 大学院)



これによるとまず、「人は明るさを、対象に入射した光の量である照度で はなく、対象からの反射光の量である輝度でとらえる。」そうです。



実験内容は

研究室内に反射率の異なる実大模型室(1800 mm×2000 mm×天井高3500 mm)を 2 種類設置し、パーティションで区切られたブース内の中央部に作業机を設置。 壁面及び机上面の反射率を変えて比較。



結果

・作業時の執務空間としては、照度を下げる方が良く、室表面の反射率は高めに設定で作業効率があがる。

※反射率はその部屋の天井・壁・床がどれだけ光を反射するかを示すもので、白色は反射率が高く、黒色に近づくと低下する傾向にある。

・天井や壁は白が反射率70%と高い

・天井が高すぎ、幅と奥行きが均一でない部屋→距離によって光が届かないため×



結論

「光が均一に届く間取りで、壁と天井は白、照度は低くすると作業効率が高まる!」



これに関しては、行きつけのドトールは天井、壁が白!照度は低い(小さい電球が均等に並んでいる)ため、学習効率良い空間と言えます。



そして最後に!

仮説③「丸テーブルのほうが思考力を高めるのでは?」


これについての研究は見つけられなかったのですが、

・円形テーブルや丸みのある家具→集団に属していることを意識、穏やかになる、クリエイティブな仕事によい

・四角テーブル→個を意識する



という記事をみつけました。

またAmazonやGoogleのオフィス画像を見てみると、

自由、色が多い、机の形もさまざま、おしゃれ


でしたので、クリエイティブな発想のためには狭い机で1人よりも、解放感があり居心地の良いスペースが適しているのでは?と思いました。





3つの仮説を検証して言えることは、

ドトールでなくても

「解放感があり、居心地の良いと感じるスペースで、植物があり、天井・壁が白で照度が低い場所」


が作業や学習に最適!ということです!自分の部屋もこの条件に近づけると、普段から学習のスペースにも使えるかもしれません。











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