映画「真夜中のカーボーイ」観賞後の感想と、太田さんラジオ視聴後の感想。


純粋に観終わった後の感想。


主人公ジョン・ヴォイトの、悪さはできるが、心から悪人にはなりきれないような人間的な部分が所々でかいまみえて、

そういったきれいな部分を探して、拾い集めるようにして観ていました。

病気が悪化して熱を出したダスティン・ホフマンの汗を、自身の商売道具でもある大切な服で、躊躇なくふき取るシーンは心にへばり付いて、フラッシュバックされます。

女性目線というか主人公のやさしい部分や助けたいと思うような部分に自然と注目していました。


太田さんのラジオを聴いた後の感想。


伊集院光さんの「週末TSUTAYAに行ってこれ借りよ!」というラジオ番組で、ゲストの太田光さんがこの映画を紹介する回がありました。

このラジオを聴いて一番に思ったこと。

観ている視点が違う。




フォーカスしている部分が自分とあまりに違うこと。そしてその視点でみると、違った別の世界が広がって見えたことに感動しました。

Youtubeにアップされているので是非!



ダスティン・ホフマンの演技は違和感がまったくなく、それがすごいことだということすら、言われないと気づきませんでした。

普通、映画をみていると、俳優さんの表情、動き、言葉、間、雰囲気などのうち、言葉では表現しにくい、どこか細かい部分で、小さな違和感を感じることがよくあります。

それがないということは、演技とホンモノの区別がつかないということ。

ある意味、怖さをも感じます。



そしてつくづく、他人の視点で物事を世界をみてみること大切さを感じさせられました。

この映画の素晴らしい部分を自分は拾えなかった、自身で掴み取ることができなかったことへの後悔はありますが、自分の視点も大事にして、他者のフィルタを通してみる映画も素敵だと学びました。






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