『ラヴレター』「Love Letter」岩井俊二著
ブックオフで懐かしい本をみつけた。
それは中学生のころ、図書館で借りた1冊の本だった。
「死んだはずの恋人の住所に手紙を出す主人公。
すると、今はないはずの住所からその返事が届く…」
当時、なんとも不思議で、ロマンティックで、切ないこの展開、設定に驚いたことを今でも覚えている。
冒頭の喪服に落ちる白い雪。
色のコントラストで頭の中に映像がふわっとでてくる感覚を味わった。
それから数年後、
岩井俊二の長編映画監督第1作目として、映画にもなっていたことを知った。
岩井俊二のセンスが映像としてそこにある。
その時、どこかで味わったことがあるような小さな感動が胸にあふれた。
それからさらに数年。
��回目を読みたくなる本ってなかなかないけれど、
いつかまた読みたくなるのかな。と思って、本棚へとまた眠らせている。
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