映画「青春の殺人者」


世の中には2つのタイプの人間がいます。



感情のままに生きる人と理性で抑制ができる人。



この映画の主人公は前者にあたります。



その感情的な主人公を演じているのが「相棒」でいつも冷静沈着な印象が強い、水谷豊さんなのだから驚きました。





数分先の未来よりも、今の怒り、楽しみ、感情を優先させてしまう、”若さ”がそこにはありました。





その”若さ”が良い方向に働けば良いのですが、この映画では危ない方向へと進んでしまいます。





主人公は自分の父親を殺してしまうのですが、その後の母親とのやりとりがなんとも言えない圧巻の連続でした。



女親の息子に対する愛情。それは善も悪も通り越してしまい、どこまでも無垢に息子を一人占めしたいという欲求の塊を感じさせます。





誰しも感じたことのあるような、親のねちねちしている嫌な部分も見事に表現されており、対照的に主人公の彼女は、スッキリ、ハッキリとした若い勢いのあるような女性です。





親と子、男と女、いちばん身近で、いちばん衝突しやすいこの関係を見事に表現している映画でした。




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