映画「式日」



岩井俊二の映画は、何故か壊れたくなる時に観たくなる。

自分の代わりに壊れてくれる人を映画の中に求めているのだと思う。


普通、映像作品であれば、画角に映るものは全て選ばれてそこにある。

例えばそれが普通の映画であれば、背景に映る木やもの、人なども自然と一体化していて、そこにあまり注目する事はなくストーリーの中に入り込んでいく。

しかし、岩井俊二の映画の場合、背景に映る何気ない木さえ、選ばれて映っているんだろうなと、着目しながら観てしまう。

色、配置、光、アングル、構図。どれもいちいち綺麗なんだよなー。

映像一つ一つが、1枚1枚の絵画を見てるような感覚になる。

コメント

人気の投稿